衣料量販店向けWMSを構築し物流ソリューションを提供
佐川グローバルロジスティクスは、総合物流企業グループのSGホールディングスグループ(従業員約9万人、売上高約1兆1180億円 2019年3月)の一員で、ロジスティクスソリューションを提供する企業である。グループ会社に、全国に配送ネットワークを築く佐川急便や海外物流を専門とするSGHグローバルジャパンなどがあり、グループ各社との緊密な連携によって顧客企業(荷主)のニーズにきめ細かく応えられる対応力・機動力が大きな特徴である。
今回レポートするのは、化粧品や健康食品、通信機器など多様な商材を扱う同社のなかで、衣料量販店向けのアパレル商品・小物・雑貨の物流ソリューションを担当するプラットフォームビジネスユニットの取り組みである。同ユニットが荷主とするアパレルメーカーは20社以上、衣料量販店を展開する企業は200社以上あり、配送先は数千店舗にも及ぶ。
同ユニットでは、顧客の物流ニーズを踏まえて、商品の入庫から配送までの物流ソリューションをトータルに設計し、顧客ごとのシステムを構築してサービスを提供している。倉庫内のサービスには、X線検診や商品タグ・RFIDタグの取り付け、商品を1着ずつハンガーにかけて納品する「ハンガー納品」など多様な流通加工サービスがある。「ときには倉庫内の業務オペレーションも設計し、ご提案することがあります」と、プラットフォームビジネスユニットの野澤剛氏(ITシステム課/管理課 課長)は話す。
同ユニットの強みは、9台のマテハン機(自動仕分機)を含むさまざまな自動化設備によって高品質かつローコストのサービスを提供できることと、倉庫管理システム(WMS)を内製化しているため、顧客ごとに異なるWMSをきめ細かく設計・構築でき、すばやく立ち上げられることである。IBM i上のWMSは2000年代後半に標準化を進めた経緯があり、標準機能をベースにすることによって、スピーディなシステム構築とサービスインが可能になっている。

最新鋭のマテハン機(自動仕分機)を装備する倉庫



