運用管理業務の解消を目指し クラウドサービスへ移行
ブラブジャパンはコロナ禍に対応するため、2020年から組織体制をスリム化するとともに、全国各地での完全在宅勤務体制を実現すべく動き出した。東京本社を移転し、大阪営業所は閉鎖。社員は自宅からVPN経由で5250アプリケーションへのアクセスが可能。在宅時でも会社の代表番号に寄せられた電話に、各自のスマートフォンで応答できる。
その一方、2021年8月には第1号となる直営ショップ「OUTDOOR SHOP Brav」を長野県軽井沢にオープンした。顧客ニーズや市場動向をダイレクトにキャッチするアンテナ的な役割と、売上増に貢献する最前線チャネルとしての役割が期待され、コロナ禍のなかでも順調な滑り出しを見せている。
同社の基幹システムを支えてきたのは、20年以上前に導入されたIBM iである。パッケージ型の販売管理システムを大幅にカスタマイズし、きめ細かく機能改修を続けながら、現在も利用する。
ただしここ数年は、「このままIBM iを使い続けてよいのかと、悩んできました」と、萩野武久代表取締役社長は振り返る。IBM iが今後、どのぐらい継続的に提供されるのか。長年使い続けてきた基幹システムを新しい業務ニーズに迅速に対応させていくにはどうすればよいか。そうした課題に加えて、限られた人員で運営する日本法人にはIT専任担当者を置く余裕はなく、基本的な運用管理やアプリケーション保守を外部ベンダーに委託してきた。
「以前に一度ディスク障害が発生し、その対応に苦労した経験もあり、在宅勤務体制への移行が急速に進むなか、システム障害などの緊急時も含めて、本社に設置したサーバーの運用管理業務をできるだけ削減したいとの要望がありました。いっそクラウド型で提供される新しい販売管理システムへ移行すべきかなど、いろいろと検討していました」(萩野氏)
そんななか、BIソリューションとして導入している「PHPQUERY」の開発元であり、サーバーの運用管理やアプリケーション保守を委託しているオムニサイエンスから、IBM iのクラウドサービスである「IBM Power Virtual Server」(以下、PVS)の提案を受けることになった。
「現在の販売管理システムを継続しながら、日々の運用管理やハードウェアの更新、バージョンアップなどサーバー業務の一切から解放されるという点が、当社にとっては大変に魅力的でした。日頃からお付き合いがあり、信頼関係を築いているオムニサイエンスの支援を得られるという点でも安心でした」(萩野氏)


